○オープニングアニメーションレビューとは
シリーズアニメには欠かせない、作品の「顔・看板」と言えるオープニングアニメーション。その意義や趣、おもしろさについて語ろうという企画です。あくまで主眼はオープニング映像そのものに置き、本編のクオリティや製作背景などは加味しません。約1分30秒の世界で表現される「音と映像の美学」について、批評とランキングを行います。
※評価基準は以下の3部門に区分し、1部門につき10点、合計30点満点の評価となります。
[ 曲 ] 歌&楽曲の個性や洗練度を基準にした評価。個人の嗜好による比重が高い。
[映像] 作画,背景美術,CGなど、映像面に関する技術力やクオリティの評価。
[構成] 絵コンテ、曲(歌詞)と映像の同調,演出など、総合プロデュース力の評価。
さらに本レビューでは、さらに2つの特別項目を設けています。
[イチオシ] 各レビュアーが10本中1本のみ、特別に推奨する作品。
総合点に3点が加算されます。
[ 作品観 ] 作品の顔・看板としての力=本編との関係性を、本編視聴者のみが記載。
一言コメント形式で、S・A・B・C評価。ランキングには反映されません。
今回のレビュー対象作品は、事前の予選で78本から選出された上位10本です。(五十音順)
○レビュアー紹介
norito
アニメ・ゲーム8割仕事少々の毎日がデフォな三十路。まあ改める気ないですが。(笑)
YoGAN
奇抜なもの、個性的なものに惹かれます。ストーリー性があるものは、尚好きで。
KYOU
地上波を中心に見ているのですが、週の半ばを過ぎると深夜枠に弱いのが厳しいこのごろです。
斬九
燃え系、萌え系何でもこい!作品の影がしっかり見えるOPが少しでも多く出てくる事を願ってます。
rizing
90年代が黄金期の老兵です。最近はアニメを見る本数こそ少なくなりましたが、少数精鋭でw
トール鉄
アニメの視聴数が激減した今期でしたが、本選作品は見ているものが多くて一安心しています。
KING
今期はマクロスFとコードギアスR2が圧倒的でしたが、OPではどうかな?
赤ねぎ
まともなレビューなんぞかけませんがよろしくお願いします。アニメ大好き。
上条あきら
レビュー初参加の腐女子です。アニメは第1話だけはほとんど見ています♪
○2008上半期作品
Yes!プリキュア5GOGO!
狼と香辛料
コードギアス反逆のルルーシュR2 第1期
しゅごキャラ!第2期
絶対可憐チルドレン
SOUL EATER - ソウルイーター -
true tears
ネオ アンジェリーク Abyss second age
マクロスFrontier
我が家のお稲荷様。
web企画「兵どもが夢の跡」
総合ランキング結果
※個別リンクが面倒な方は、カテゴリから「2008 上半期」をお選びください。
「可愛さとカッコよさを両立した作品」
プリキュア5、フル・スロットルGO GO! / 工藤真由withぷりきゅあ5
作詞:只野菜摘
作曲:間瀬公司
編曲:家原正樹
オープニングスタッフ
コンテ:不明
演出:不明
作画監督:不明
原画:不明
監督:小村敏明(シリーズディレクター)
制作:東映アニメーション
norito
[ 曲:6 映像:7 構成:7 総合:20 ]
GOGO!の合いの手の元気一杯なところとか、変身少女ヒロイン物のOPとしては無難な仕上がりだと思います。主要キャラ5人という構成が特撮ヒーロー物も連想させるんですがそのお約束でもある6人目っぽいキャラの入れ方も及第点。
[ 作品観:- ]
YoGAN
[ 曲:7 映像:8 構成:7 総合:22 ]
バックコーラスの小気味よいリズムと、明るい笑顔が絶妙にマッチしてて、いい仕上がり。サビで若干失速した感もありますが、一度日常に戻って、再び戦いへ!2回目の盛り上がりが熱く、終奏の締めくくりも潔くて爽快。
[ 作品観:- ]
KYOU
[ 曲:7 映像:8 構成:7 総合:22 ]
この手の作品にしては、かなり変わった(難しい)曲をつかっているなというのが第一印象。映像はきれいに仕上がっているし、構成面としては適度に合わせてある感じ。そうした意味では平均的な良品。
[ 作品観:- ]
斬九
[ 曲:8 映像:8 構成:8 総合:24 ]
今や貴重な王道曲。作品名が歌詞に入っているのは勿論、映像ではそれぞれの決めポーズシーンという戦隊シリーズテイストが加わって、燃える展開に仕上がって好きですね。
[ 作品観:A ]
敵幹部のOP登場は意外とシリーズ初
rizing
[ 曲:5 映像:9 構成:7 総合:21 ]
映像もよく描きこまれていて、非常に美しい。このクオリティでキャラクターも良く動いているのだから素晴らしいとしか言いようがない。構成は王道と言っていいかと思う。プリキュア5年目にして、マンネリにならずここまで作り込んでくれるというのは大変嬉しい。
[ 作品観:- ]
トール鉄
[ 曲:7 映像:7 構成:7 総合:21 ]
可愛さとカッコよさを両立した作品に仕上がってます。中でも後半の構成は女子向けアニメとは思えないほどのテンションの上がりっぷり!夜景をバックに立つのぞみの凛々しさに惚れ惚れしてしまう!
[ 作品観:- ]
のぞみ派に転向してしまいそうなほどいい!
KING
[ 曲:7 映像:7 構成:7 総合:21 ]
分かりやすくて丁寧な作りに好感が持てる。 ヒーロー&ヒロインアニメのOPは基本自己紹介だからね! 映像、構成も東映のお家芸的手堅さで誰が見てもすんなり引き込まれる完成度&洗脳度だ。
[ 作品観:- ]
赤ねぎ イチオシ!!
[ 曲:10 映像:9 構成:9 総合:28+3 ]
文句の無いでき。ラストのプリキュアが空から降ってくるシーンは秀逸。欲を言うなら、前半ももう少し動いてほしかったかも。
[ 作品観:A ]
夜の街を映すのは評価がわかれるかもせれません。
上条あきら イチオシ!!
[ 曲:8 映像:8 構成:7 総合:23+3 ]
見ている対象の女子児童を楽しさに引き込ませるわかりやすい曲と構成、絵の綺麗さと丁寧さがどれも素晴らしいです。王道ともとれまずが明るくかわいく強く☆キャラが生き生きしていてそれが良いと思います。
[ 作品観:- ]
「この寂しさと暖かさが交じり合った味わい深さはなんだろう」
旅の途中 / 清浦夏実
作詞:小峰公子
作曲:吉良知彦
編曲:吉良知彦
オープニングスタッフ
コンテ:高橋丈夫
演出:迫井政行
作画監督:黒田和也、小堺能夫
原画:飯島弘也 成松義人 鈴木ひろみ 芳賀亮 本谷恵子
藤澤俊幸 清水空翔 林あすか 阿部可奈子 山本圭子
監督:高橋丈夫
制作:IMAGIN
norito
[ 曲:7 映像:8 構成:6 総合:21 ]
どこか透明感と叙情的なものを感じさせる曲が、曲名どおり「旅の途中」を想起させる映像にマッチしているOPです。カット単体では平凡な印象だったのですが曲との合わせ方でうまく見せているので構成点は+1ぐらい高くしても良かったかも。
[ 作品観:A ]
ホロとロレンスの関係が良く表されている。
YoGAN
[ 曲:8 映像:8 構成:8 総合:24 ]
孤独を感じつつ、でも傍にいる人を思わせる曲と、歌詞に沿った物語仕立ての映像に引き込まれます。
旅の日常と心の中をも覗かせる距離感も素晴らしく、淡々とした映像だけど背景の綺麗さで深みが。歌声だけが最後に残る余韻も素晴らしい。
[ 作品観:S ]
二人の関係性に絞った構図や見事!
KYOU
[ 曲:7 映像:8 構成:7 総合:22 ]
物悲しい感じのする曲の歌詞に映像を合わせてある。その映像の特に背景がとてもきれいに仕上げてあります。全体的に寂しい感じのする作品です。
[ 作品観:- ]
斬九
[ 曲:7 映像:7 構成:7 総合:21 ]
曲調は最初から淡々と静かな感じ。中盤から段々力強くなっていき、曲の終盤は一つの静かな盛り上がり所ですね。どちらかというとEDに使われそうな曲をあえてチョイスしたのか、独特なOPに思えました。
[ 作品観:- ]
rizing
[ 曲:8 映像:8 構成:5 総合:21 ]
映像は美しく、この世界ののどかな雰囲気が伝わってくるかのようだ。歌ものどかな世界を表すかのようにゆったりと始まるが、中盤にて暗転、世界の不安を映しており、のどかな世界がどこに行くのだろう?と興味をかき立てる。おしむらくは、世界の繋がりを一貫したストーリーに仕立てる事が出来ず、説明が不足している所か。
[ 作品観:- ]
トール鉄
[ 曲:8 映像:7 構成:8 総合:23 ]
静かでありながら圧倒的な存在感のある声と美しい背景で、ロレンスとホロ、2人の旅路が描写されている点を評価。後半のサビ部分における男女混声のツインボーカルが、どこか恐ろしささえも感じさせる点も○
[ 作品観:A ]
オレもホロと一緒に行商してぇ!
KING イチオシ!!
[ 曲:10 映像:9 構成:7 総合:26+3 ]
この寂しさと暖かさが交じり合った味わい深さはなんだろう。出会いと旅立ち、その道中で出会う人々、出来事が織り成すハーモニーはとにかく心を打たれる。構成はオーソドックスだが、この作品にはそれで正解だと思う。
[ 作品観:A ]
本編に比べるとややシリアス?
赤ねぎ
[ 曲:7 映像:8 構成:10 総合:25 ]
ゆったりとした曲調ながらも、アクセントが効いており、映像とのリンクも美しい。
[ 作品観:S ]
ホロの魅力、世界観が伝わってきます。
上条あきら
[ 曲:7 映像:6 構成:5 総合:18 ]
キミと出会ったこの町で・・・いい曲です。内容に合っていますね~。映像は 雰囲気重視な感じがそれが”旅人”にはいいようでいて、OP的には景色ばかりで少し構成的に単調な気がしました。もうちょっとインパクトがあってもいいかも??
[ 作品観:S ]
「そつのない作りでOP!という感じがしますが」
O2 / ORANGE RANGE
作詞:ORANGE RANGE
作曲:ORANGE RANGE
オープニングスタッフ
コンテ:谷口悟朗
演出:久城りおん
作画監督:木村貴宏 中田栄治
原画:千羽由利子 中谷誠一 坂本修司 森寛之 板垣敦
三輪和宏 田畑壽之 岡山思菜子 嘉手苅睦 佐光幸恵
石田可奈 又賀大介 橋本裕之 前田清明 桝田浩史
工藤昌史 中田栄治
監督:谷口悟朗
制作:サンライズ
norito
[ 曲:6 映像:8 構成:7 総合:21 ]
はいはい、タイアップ乙。としか言えない曲にどうにかこうにか映像をそれっぽく見せるように頑張ったスタッフに拍手!というのが全てかな。ある意味こういう曲をあてがわれることは逆にスタッフのスキルの見せ所なのかもしれませんね。
[ 作品観:A ]
映像だけなら物語の理解は出来ます。
YoGAN
[ 曲:7 映像:8 構成:7 総合:22 ]
スピード感もタメもバッチリで、ラストカットに象徴されるリズムの刻みは、すこぶる気持ちがいい。隙のない完成度の高い逸品ですが、ボーカルが細いというか、映像に負けているような惜しさも。Bメロのシャウトは好きなんですが。
[ 作品観:A ]
世界観はよく出ていると思います。
KYOU イチオシ!!
[ 曲:9 映像:10 構成:8 総合:27+3 ]
曲、映像共に単体としての作品としてはほとんど文句のつけようのない仕上がりゆえに構成面のポイントがもっとあれば、歴代の作品中でも上位を狙えたと思われるのが惜しい。
[ 作品観:S ]
中盤までのキャラの関係がわかるようになっている。
斬九
[ 曲:6 映像:10 構成:7 総合:23 ]
新キャラ登場に、いかにも伏線と思わせぶりな演出と見逃せない演出は流石。曲との相性がイマイチな感じがしましたが、そこそこうまく合わせている所にスタッフの努力が見受けられました。
[ 作品観:S ]
伏線探しも楽しみの一つです。
rizing
[ 曲:6 映像:7 構成:5 総合:18 ]
ああ、ロボットアニメなのだなぁ~、ロボットアニメと言えば、操縦者が前面、操縦するロボットが背面という王道シーンがあるが、見事に王道、、、いや、ルルーシュなので「覇道」というべきか、覇道を進み、細かいツッコミは蹴散らしているかの様だ。2期という事もあり、キャラクターを説明するまでもないという事だろう。
[ 作品観:- ]
トール鉄
[ 曲:7 映像:7 構成:8 総合:22 ]
矢継ぎ早に現れる新キャラと新型機の否応無しに本編への期待も高まるというもの!こいつはどんなキャラなんだろう?オレンジ君が無駄にカッコよすぎる…いったいどんな活躍?等、妄想が止まりません。
[ 作品観:A ]
カレンの涙は後の展開を示唆していたのか?
KING
[ 曲:7 映像:9 構成:9 総合:25 ]
全編全力疾走! その勢いに乗せて登場人物達の紹介とその想い、因果関係をアクロバティックに描いている。その他大勢の詰め込み方はアレだが、ラストの大組織のリーダーたる演出に上手く結び付けている。余韻もすっきりしてて○
[ 作品観:- ]
赤ねぎ
[ 曲:5 映像:8 構成:7 総合:20 ]
映像の美麗さは流石。悪くはないが少し単調か。
[ 作品観:A ]
上条あきら
[ 曲:4 映像:7 構成:6 総合:17 ]
タイアップ的な曲の為曲は4点としております(^^;動きと綺麗な絵が丁寧。サンライズ系ロボアニメのこの手の構成はある意味そつのない作りでOP!という感じがしますが、曲がすり替わっても別に平気そうだ・・という所でつまらなく感じ数字が下がりました。
[ 作品観:S ]
「見ていてゆったりとした気持ちになれる」
みんなだいすき / Buono!
作詞:C.Piece
作曲:AKIRASTAR
編曲:安部潤
オープニングスタッフ
コンテ:鈴木伸吾
演出:鈴木伸吾
作画監督:鈴木伸吾
原画:大久保宏 鈴木伸吾
古田誠 山中正博 崔ふみひで
監督:安田賢司
制作:サテライト
norito
[ 曲:7 映像:8 構成:7 総合:22 ]
リズムというのを非常に大事にしているというのが第一印象。映像もそれに合わせてメリハリが効いているので見ていて楽しくなってくるそんなOPです。余談ですがプリ帳というのが全くわからなかった自分に年齢を感じてしまいました。(笑)
[ 作品観:- ]
YoGAN
[ 曲:7 映像:8 構成:9 総合:24 ]
イントロのちびキャラ達に、してやられました。端々に登場する二頭身キャラと、リズムの同調が気持ち良すぎます。何度も見返したくなるものではないけど、インパクトは圧倒的ですね。サビのジャンプも気持ちいいなぁ、くそう。
[ 作品観:- ]
KYOU
[ 曲:8 映像:8 構成:9 総合:25 ]
明るく軽快な曲に映像を上手く合わせてある構成面のポイントが高いすごく珍しい作品。見直して気づいたのだが、ほっぷ すてっぷ じゃんぷ ドロゥ ドルゥ ドロゥン等の字が大きくなってる。できれば1点プラスしたい。
[ 作品観:- ]
斬九
[ 曲:7 映像:7 構成:6 総合:20 ]
悪くはないけれど、ちょっととっつきにくい曲。絵も活発に動いているのに、全体的に何だか大人しく感じてしまったのがちょっと残念。もう少し元気な曲の方が良かったかも。
[ 作品観:S ]
作品の安定感は抜群。
rizing
[ 曲:5 映像:7 構成:5 総合:17 ]
要所要所で、歌詞にあわせたアクションを描いているので、歌とのシンクロは結構していると思う。また、丁寧に描いており好感が持てる。ポップな音楽にのせ、ほんわかした映像が展開されるのは見ていてゆったりとした気持ちになれる。
[ 作品観:- ]
トール鉄
[ 曲:8 映像:7 構成:7 総合:22 ]
主人公あむの普段の学園生活の楽しさが伝わってくるようで、映像を眺めながら、ついニヤニヤしてしまう。それに合わせたような曲も歌詞もGood!サビの部分は不思議と口ずさんでしまうほどの出来。
[ 作品観:A ]
結局、唯世とイクトどっちが本命なんだ?
KING
[ 曲:6 映像:8 構成:8 総合:22 ]
作品の持ち味を前面に押し出しているなかなかいいOP。 映像、構成どれも一級品だ。 こっ恥ずかしい歌詞も見慣れると持ち味だと気付かされるぜ。
[ 作品観:- ]
赤ねぎ
[ 曲:2 映像:8 構成:8 総合:18 ]
チビキャラの扱いとサビ以降の色使いの切り替えが華麗。ラスト直前の静止画が悪くはないが残念。
[ 作品観:- ]
本編が「OP負け」しないか心配なくらいさ(^^;
上条あきら
[ 曲:8 映像:7 構成:7 総合:22 ]
OPにしてはちょっと大人しい曲調ですが主人公の気持ちが表現されていて分かりやすい曲です。絵のかわいさや綺麗さ、歌詞を意識した映像の作りがよいです。女子児童が本編を見たくなるんじゃないかな?なそんな感じがします。
[ 作品観:S ]
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