シリーズアニメには欠かせない、作品の「顔・看板」と言えるオープニングアニメーション。その意義や趣、おもしろさについて語る企画です。あくまで主眼はオープニング映像そのものに置き、本編のクオリティや製作背景などは加味しません。約1分30秒の世界で表現される「音と映像の美学」について、批評とランキングを行います。
※評価基準は以下の3部門に区分し、1部門につき10点、合計30点満点の評価となります。
[ 曲 ] 歌、楽曲の評価。個人の嗜好による比重が特に高い。
[映像] 作画,背景美術,CGなど、映像面に関する技術力やクオリティの評価。
[構成] 絵コンテ、曲・歌詞と映像の同調,演出など、総合プロデュース力の評価。
さらに本レビューでは、さらに2つの特別項目を設けています。
[イチオシ] 各レビュアーが10本中1本のみ、特別に推奨する作品。
総合点に3点が加算されます。
[ 作品観 ] 作品の顔・看板としての力=本編との関係性を、本編視聴者のみが記載。
一言コメント形式で、S・A・B・C評価。ランキングには反映されません。
今回のレビュー対象作品は、事前の予選で73本から選出された上位10本です。(五十音順)
○レビュアー紹介
norito
最近、深夜アニメのOPだけ見て寝る傾向が増えてきました。(笑)もっと頑張れ!自分!
YoGAN
リアルタイム視聴しなくなった…。第一話は極力見てますが、今季はロボ分が足りない…。
KYOU
地上波中心に視聴してます。深夜枠についてはどうしても弱いので、なんとかしたいです。
斬九
改編期ともなれば、普段見てない作品も全てチェック!OPだけは絶対見逃さないゾ!
りじんぐ
アラフォーの足音が聞こえてくる中、今期は第1話のみor全く見ていない番組ばかり…
トール鉄
Noアニメ、Noライフな生活を20数年続けています!作品観も出来るだけ書いていきたいです。
KING
通りすがりの仮面ライダーに夢中になってたらもう夏!?…このレビューを参考に追撃せねば!
上条あきら
最近やっとペンタブに慣れて絵をよく描くようになりましたオタ女です。今期アニメは視聴が間に合ってません(^^;;
○2009上半期
アスラクライン
黒神 The Animation 第1期
けいおん!
シャングリ・ラ
しゅごキャラ!!どきっ 第2期
涼宮ハルヒの憂鬱 第2期
スラップアップパーティー -アラド戦記- 第1期
戦国BASARA
ドルアーガの塔 ~the Sword of URUK~
バスカッシュ! 第1期
web企画「兵どもが夢の跡」
総合ランキング結果
※個別リンクが面倒な方は、カテゴリから「2009 上半期」をお選びください。
Spiral / angela
作詞:angela
作曲:atsuko/KATSU
編曲:KATSU
オープニングスタッフ
絵コンテ:草川啓造
演出:草川啓造
作画監督:小森篤
原画:小田裕康 伊藤祐毅 萩尾圭太 小野ひろみ
片山貴仁 黒瀬大輔 藤井慎吾 砂川正和
石山寛 大梶博之 佐藤利幸
監督:草川啓造
制作:セブン・アークス
norito
[ 曲:9 映像:7 構成:7 総合:23 ]
「atsukoさん自重してくださいっす!」ないつものangela節とセブン・アークス得意の夜を主体とした構成は実に映えるなあ。サビからの4拍子のカット割と戦闘シーンもスピーディーで全体的によくまとまっていると思います。
[ 作品観:A ]
学園内のキャラの関係性が良くわかる。
YoGAN
[ 曲:9 映像:7 構成:7 総合:23 ]
angelaらしさが光る、手応え充分の一曲。サビ手前のコーラスや、ラストの見栄が決まる潔さが大変好ましい。…のですが、映像が曲に釣り合わず。要所は締めているけど、荒々しい動画は勢いだけで、ハッタリが効いていない…惜しまれる。
[ 作品観:- ]
KYOU イチオシ!!
[ 曲:9 映像:9 構成:8 総合:26+3 ]
angelaの曲と歌詞にのせて登場人物の紹介に力をいれて作られたタイプの作品。歌詞に合わせたのか、映像が先か、冒頭の歯車の中に登場人物を配した演出が面白い。
[ 作品観:B ]
キャラ紹介として上手くまとめてある感じ。
斬九
[ 曲:10 映像:8 構成:7 総合:25 ]
イントロから最後まで自分的にはかなり好みな曲調で、angelaらしさが存分に出てる曲。サビの映像も派手なアクションをガンガン入れて盛り上げる、王道的な仕上がりでとても良いと思う。
[ 作品観:A ]
映像にチラホラ出てくる歯車がポイントか
りじんぐ
[ 曲:8 映像:7 構成:5 総合:20]
歯車の演出は非常に面白い感じで、この流れで不思議な感じの世界観が続くのかな?と思いきや、現代に戻されてしまったよう。現代に戻ると、キャラクターの相関もはっきりせず、世界観のピントがぼけてしまったようだ。
[ 作品観:- ]
トール鉄
[ 曲:5 映像:6 構成:5 総合:16 ]
前半にキャラ紹介と舞台説明、サビと共に良作画で派手な戦闘シーンと各キャラの見せ場を持ってくるというオーソドックスな草川啓造コンテ作品。反面それ以上の個性は感じられず、ラストもぶつ切りで少し物足りない印象。
[ 作品観:- ]
KING
[ 曲:8 映像:6 構成:6 総合:20 ]
映像が曲のハードさに比べておとなしすぎる感じです。サビ以降は曲の盛り上がりに合わせてもうちょっと派手に動いても良かったのでは? キャラの表情も大人しく映像が地味な印象になってしまってます。
[ 作品観:- ]
上条あきら
[ 曲:7 映像:7 構成:6 総合:20 ]
曲にあった歯車の映像が良いですね。日常の学校とバトルというわかりやすさがよいです。ただ主人公が地味すぎなのと、ロボと男の子の関係がまったく見えなさすぎかと。
[ 作品観:- ]
sympathizer / 栗林みな実
作詞:栗林みな実
作曲:菊田大介
編曲:菊田大介
オープニングスタッフ
絵コンテ:小林常夫
演出:小林常夫
作画監督:西村博之
原画:大竹守 海谷敏久 柏崎健太 川元まりこ
斉藤寛 齋藤雅和 鹿間貴裕 鈴木博文
相馬満 高橋英樹 前田清明 吉川真帆
監督:小林常夫
制作:SUNRISE
norito
[ 曲:7 映像:7 構成:6 総合:20 ]
サンライズ+栗林みな実の組み合わせは何か抗えない魔力でもあるのでしょうかね。正直ポイントらしいポイントが見当たらないのですが実際点数は高いのでOPとしてただ自然に存在している。そういうことなのかもしれません。
[ 作品観:- ]
YoGAN
[ 曲:8 映像:8 構成:7 総合:23 ]
ネオンやヘッドライトが象徴する、暴力と退廃性。そんな夜の闇を切り裂く、曲と映像の鋭さが気持ちいい。特にサビ直前にあるギターが最高。常に動いているカメラと背景の操作も絶妙で、手堅い構成ながら、満腹感を味わえる一本です。
[ 作品観:A ]
同調やルートの設定を散りばめるセンスにニヤリ。
KYOU
[ 曲:8 映像:9 構成:8 総合:25 ]
映像面では、特に背景が素晴らしい仕上がりです。冒頭や最後、途中に出てくるネオンの光を使った演出が面白い。登場人物の紹介タイプの作品だが、ストーリーについても少し内包している感じ。
[ 作品観:- ]
斬九
[ 曲:8 映像:7 構成:8 総合:23 ]
ネオン、車のライト、太陽といった光と影の対比が序盤目立った。曲は栗林みな実得意のテンポの良さが上手く絵とあってて格好良い出来栄えかと。
[ 作品観:- ]
りじんぐ
[ 曲:7 映像:7 構成:6 総合:20 ]
前半に登場するキャラクターは誰?ただのキャラクターの垂れ流し的な構成が残念。後半の戦闘は敵味方の構成が分かり易く出来ているのが好感できるが、単調になってしまった感も。
[ 作品観:- ]
トール鉄
[ 曲:8 映像:8 構成:7 総合:23 ]
歌詞とのマッチングが素晴らしいの一言!”君と今1つになれる”の歌詞と共にシンクロ⇒バトルパートという流れも○。バトルパートの作画も最高潮だが、ネオンをバックに佇むクロのカッコ良さはそれを上回る。惚れる!!
[ 作品観:A ]
西村博之の描くクロは可愛い!
KING
[ 曲:7 映像:9 構成:9 総合:25 ]
テンポの良さ、 スパッと終わる所も潔くて見ていて気持ちいい。ネオンサイン演出がインパクト大だったり、視覚的効果やキャラの表情の切り替えもよく考えて作られている。シーンごとの色彩の差が激しかったのが惜しい
[ 作品観:- ]
上条あきら
[ 曲:5 映像:7 構成:6 総合:18 ]
人物紹介的な前半と、後半バトル出だしの『星方天使エンジェルリンクス』のOPですでに使ったような映像を見た瞬間 ちょっと新しさに欠けてしまいました(^^;;
[ 作品観:- ]
「タイトル的にはこれ以上ないであろう演出」
Cagayake! GIRLS / 桜高軽音部
作詞:大森祥子
作曲:Tom-H@ck
編曲:Tom-H@ck
オープニングスタッフ
絵コンテ:石原立也
演出:石原立也
作画監督:堀口悠紀子
原画:北之原孝將 高橋博行 紫藤晃由 秋竹斉一
唐田洋 伊東優一 瀬崎利恵 羽根邦広 細田はな
鴨居知世 小高文靖 斎藤敦史 水谷有吾 牧田昌也
河浪栄作 牟田亮平 内海紘子 佐藤達也 引山佳代
門脇未来 柏木平 山村卓也 野々上翠
監督:山田尚子
制作:京都アニメーション
norito
[ 曲:9 映像:8 構成:8 総合:25 ]
自分は高校時代部活やってなかったんですが、かつての自分があこがれてやまなかった「放課後」がそこにある。そう思わせてくれるOPです。主要キャラ4人のガールポップな曲も良く、京アニの技術力の高さを感じさせますね。
[ 作品観:S ]
まさに「けいおん」。
YoGAN
[ 曲:9 映像:9 構成:10 総合:28 ]
女子高生達の他愛ない日常と、バンド演奏が見事に調和。画をみせたいシーンと、音を聞かせたいパートを分けて、間に入るコーラスがうまく橋渡ししている感じ。この「してやられた感」が、悔しいほどに気持ちいい。
[ 作品観:S ]
これみただけで、本編の8割が判るのでは。
KYOU
[ 曲:7 映像:8 構成:8 総合:23 ]
登場人物が演奏することによりキャラ紹介とパートの担当を紹介する作品。タイトル的にはこれ以上ないであろう演出かと思う。
[ 作品観:- ]
斬九
[ 曲:8 映像:8 構成:8 総合:24 ]
日常風景を交えつつ、自分達で弾いてますよーみたいな感じで作られてるんですけど、全体的に高度にバランス取れてる。ゆいの「ノノノン」と指を振る所がちょっと萌えるかも。
[ 作品観:S ]
適度な脱力感がなんかいい感じ。
りじんぐ
[ 曲:4 映像:7 構成:5 総合:16 ]
ビジュアル系バンドの安いPVを見ているかのよう。演奏中心の映像構成の合間に別カットで学園生活が挿入されているが、単にカットの隙間を埋め合わせた様にしか見えず、必然性が見えてこないのが残念。
[ 作品観:- ]
トール鉄
[ 曲:9 映像:8 構成:9 総合:26 ]
軽音楽部を舞台にしつつ、友達との高校生活の楽しさをも演奏シーンと上手く融合させているところが好評価!楽器のディテール等にも妥協が感じられないところもあなどれない。
[ 作品観:S ]
さわちゃん先生素敵
KING
[ 曲:8 映像:9 構成:9 総合:26 ]
ノリノリで楽しい、掴みはOKな一本。登場キャラがしっかり「演奏」してる事がこの作品の肝だと感じさせてくれる辺り見事。あと、どっかのミュージシャンのジャケットを思わせる数々の小ネタも憎いね。
[ 作品観:A ]
いい感じにかしましい、楽しい雰囲気が○
上条あきら
[ 曲:6 映像:8 構成:7 総合:21 ]
前半はエロゲ的人物紹介で面白みはないが、よくあるバンド系のPVのような作りになっている。幾多の困難を乗り越えてのし上がる系の熱いバンドアニメでない!かわいさ重視のバンド話であることは伝わってくる。
[ 作品観:- ]
「真下から風を受けても鉄壁を誇るスカートに感動」
キミシニタモウコトナカレ / May'n
作詞:岩里祐穂
作曲:本間昭光
編曲:本間昭光
オープニングスタッフ
絵コンテ:樋口真嗣
演出:平田智浩
作画監督:石井久美
原画:和田高明 山本晃弘 田中宏紀 後藤雅巳 外崎春雄
丸山友 山内則康 細越裕治 中嶋敦子 増永計介
平田智浩
監督:別所誠人
制作:GONZO
norito
[ 曲:8 映像:7 構成:7 総合:22 ]
とにかく背景の美麗さと主要キャラ中心にパンアップするカット割の大胆さ。これに尽きます。そこにMay'nさんの力強いボーカルが加わって見ごたえのある仕上がりになっています。とりあえず戦車を破壊するブーメランぱねぇ!
[ 作品観:- ]
YoGAN
[ 曲:9 映像:8 構成:9 総合:26 ]
イントロ歌詞の問いかけから期待感高まる。回転・加速する映像は、ブーメラン視点? Bメロでギアを上げて、サビにくる浮遊感も絶妙。真下から風受けても鉄壁を誇るスカートに感動です。CGによる自然が美しすぎてちょっと怖い。
[ 作品観:A ]
一癖も二癖もありそうなキャラ紹介がピタリ。
KYOU
[ 曲:9 映像:8 構成:6 総合:23 ]
キミシニタモウコトナカレとGONZOによるCG、背景ともに良く出来ている。構成のポイントが高くならないのは仕方のないところなのだろうか。植物に覆われた街と主人公の動きに惹きつけられる作品。
[ 作品観:- ]
斬九
[ 曲:8 映像:8 構成:8 総合:24 ]
最初のグイグイ盛り上がっていくMay’nさんの歌と引き込まれる映像に痺れました。カメラワークというか対象からグーンと一気に引いていく感じがリアルで凄い。
[ 作品観:- ]
りじんぐ
[ 曲:7 映像:7 構成:5 総合:19 ]
CGをうまく使っているなぁ~と言う印象。キャラクターが多数登場するが、その相関が一切見えないのは、物語の神秘性を増すため?主人公は分かるのだけれど、もうちょっと相関を描いてくれないと深読みもできないなぁ。
[ 作品観:- ]
トール鉄
[ 曲:8 映像:8 構成:8 総合:24 ]
中林芽依の歌声にデカルチャー!あと國子のスカートが気になって仕方ありません!スカートの中が見えないのもありだよなって思えるようになりました。
[ 作品観:A ]
ヒロインはモモコさんだぜ
KING
[ 曲:9 映像:8 構成:7 総合:24 ]
風景描写の美麗さとスピード感のある映像に引き込まれる。主題歌もいい感じ。後はアクションシーンでのキャラの表情がもっとはっきりしていれば良かったんだが…そういうキャラなのかもしれないけどちょっと淡白かも
[ 作品観:- ]
上条あきら
[ 曲:5 映像:7 構成:7 総合:19 ]
主人公が最初から一人で戦う以外の情報を見せず、まるでピンで戦っているように感じる作り。同じ志のチームと一緒にいる絵や集合絵的なものがもう少し欲しい。誰が敵が味方か分からず。
[ 作品観:- ]
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