「物語を感じさせるよい作品だ」
祈り~You Raise Me Up / LENA PARK
作詞:Brendan Graham(原詞)・御徒町凧(日本語詞)
作曲:Rolf Lovland
編曲:坂本昌之・武部聡志
オープニングスタッフ
コンテ:追崎史敏
演出:追崎史敏
作画監督:原田大基
原画:藤沢俊幸 山形厚史 高木潤 外崎春雄 野崎真一 奥田佳子
蘇武裕子 西澤千恵 古川徹 中澤勇一 野崎麗子 佐和港
加藤優 白井順 安田京弘 原田大基
監督:追崎史敏
制作:GONZO
norito
[ 曲:6 映像:8 構成:7 総合:21 ]
あやまれ!シェークスピアさんにあやまれ!としか言えない大胆なアレンジが逆に新鮮ですね。サビからのファンタジー風味殺陣背景のカットは映えていて良いと思います。
[ 作品観:- ]
YoGAN
[ 曲:8 映像:7 構成:7 総合:22 ]
恋人二人に絞った構成や良し。大河的で荘厳な風格もあり、全体のまとまりもいい完成度の高いOP。ただ、こういう決め手に欠けるタイプは好みでなく…。日本語の発音が一部おかしく聞こえるのも、勿体ない。
[ 作品観:S ]
ラストカット通りな結末だったらいいのに…。
KYOU イチオシ!!
[ 曲:8 映像:9 構成:8 総合:25+3 ]
重厚な曲だけに映像を合わせるのが難しいところを、後半でうまく合わせてきたと思う。物語を感じさせるよい作品だと思います。
[ 作品観:- ]
斬九
[ 曲:8 映像:10 構成:8 総合:26 ]
気合いの入った作画、全体的にゆったりとした、それでいて力を入れる所は力強く歌っている曲。誰もがタイトル位は知ってる名作のオープニング曲というプレッシャーがあるとは思うが、その役は十分担っている出来。
[ 作品観:S ]
モンタギューの悪役としての存在感は凄い。
なっぱ
[ 曲:7 映像:8 構成:7 総合:22 ]
誰でも知っている古典的名作なのでもう少し古臭いものを見せられるかと思っていたのだけれども、これは現代風でなかなか楽しそう。そのあたりに作り手の意思を感じました。
[ 作品観:- ]
rizing
[ 曲:4 映像:7 構成:6 総合:17 ]
曲調があっていない…。余韻に浸る曲という意味でED向けとしこの点数であるが決して悪い曲ではない。壮大な曲に合わせ緩やかに二人の世界を描く。最終回のEDはこの曲が流れるのだろう。するとやはり本編は悲劇なのか?
[ 作品観:- ]
トール鉄
[ 曲:7 映像:8 構成:8 総合:23 ]
アニメ向きの曲とは思えませんでしたが、まったく違和感ない作りに仕上がっていますね。まるで戯曲を鑑賞しているかのような錯覚に陥ります。作り手のこだわりが感じられます。
[ 作品観:- ]
KING
[ 曲:9 映像:9 構成:9 総合:27 ]
静かな導入部から楽曲の盛り上がりに合わせて登場人物、世界観、物語の流れをしっかりと魅せてくれる。非常にオーソドックスだがここまでしっかりと作り込まれていれば無問題。 最後の盛り上がりと、静かな締め方は希望が感じられて実に良い。
[ 作品観:- ]
本編が「OP負け」しないか心配なくらいさ(^^;
本レビューは、予選上位の10作品を全員で取り組む形式ですが、残念ながら本選から漏れた中にも、語りたいOPがあろうというもの。そこでweb公開における試みとして、予選落ち作品から各レビュアーがピックアップする傑作選を、お贈りしたいと思います。
…といって原稿を集めてみると、見事に一作品も被らない結果と相成りました。レビュアーごとの個性が最も表れた模様です。
noritoの推奨作
シャイニング・ティアーズ クロスウインド
[ 曲:9 映像:7 構成:7 総合:23 ]
OP曲はゲームの流用ですがAh!×4のカットの使い方で麦茶吹いた。UHF系とはいえ地上波でこれ放送したスタッフはどうかしてるだろ。(注:褒め言葉です)
全体的な構成は平凡ですがインパクトでやられました。
[ 作品観:A ]
Ah!はちゃんとに意味があります(笑)
エル・カザド
[ 曲:9 映像:8 構成:8 総合:25 ]
なんというBEETRAIN・・・ってまあいつものことなんですが(笑)毎度毎度完成度は高いので凄いと思います。サヴィッジ・ジーニアスと梶浦の組み合わせも悪くないですね。
[ 作品観:A ]
一見意味不明な部分も実は意味がある。
桃華月憚
[ 曲:8 映像:8 構成:7 総合:23 ]
格調ある和の雰囲気を持ちつつ喜多村英梨さんのボーカルが力を与えてる感じでそれに負けないカットの構成が完成度の高い仕上がりを見せてますね。中でも光と闇の使い方が印象深いかな。
YoGANの推奨作
ぽてまよ
[ 曲:8 映像:8 構成:10 総合:26 ]
イントロの尻フリフリで瞬殺されました。みーこさんの歌、要所で入るシンセの相性が素晴らしいね。キャラの相関も抜かりなし。Bメロの画面二分割で少し合わないのが惜しいけど、サビ以降の可愛さでおk。エンドレスに「もきゅもきゅ」したいぜ…。
[ 作品観:S ]
ああもう!この可愛さをどうしてくれよう。
おおきく振りかぶって 第2期
[ 曲:10 映像:9 構成:10 総合:29 ]
晴れた空、グラウンドへ飛び出す選手達。さあ、試合の時が来た。1期の練習時間を共有する作風を経て、この流れには感動を覚えた。熱く・切なく・真っ直ぐに友情を語る歌と、ドラマが合いすぎ。「そ・う・さ」のカットインから、体温が上がりっぱなしだ。
[ 作品観:S ]
全員の見せ場を作るところも流石。
MOONLIGHT MILE 1stシーズン -Lift off-
[ 曲:9 映像:9 構成:8 総合:26 ]
単調だけど(それゆえにか)、重厚なメインテーマの風格、宇宙のロマンを感じずにはいられない。人類は宇宙に出ても、国・人同士の争いを止められないのか…様々な想像が掻き立てられる。CGと動画のクオリティもすこぶる高く、最後に一抹の不安を残す余韻もまた格別。
[ 作品観:S ]
1カットの人間ドラマに魅せられる。
スカイガールズ
[ 曲:8 映像:9 構成:7 総合:24 ]
進むに連れて音が増えていく曲調と、大空を駆ける爽快感のハーモニー。構成的には鉄板というか、新鮮味は弱いんだけど、それを押して余りある映像の華麗さ、エロさにシビれます。あとイントロでダイナギガを思い出してしまったw
[ 作品観:S ]
グッドエロ。
斬九の推奨作
ぼくらの
[ 曲:10 映像:8 構成:8 総合:26 ]
石川智晶さんの幻想的な歌声が響き渡って、鳥肌が立ったくらい衝撃的な曲でした。めまぐるしく映像が入れ替わりますが、不思議と曲との違和感は感じられませんでした。新しい形のOPです。
[ 作品観:A ]
歌詞が作品とシンクロしていて身震いする。
Sola
[ 曲:10 映像:8 構成:9 総合:27 ]
とにかく、イントロから全てにおいて曲が最高に素晴らしい。特に、結城アイラさんのサビの部分の歌声の伸びがとても心地良く聴こえます。絵も曲ときちんと合わせてあって申し分無し。
[ 作品観:S ]
本編含めて隠れた名作。
トール鉄の推奨作
魔法少女リリカルなのはStrikerS 第1期
[ 曲:9 映像:7 構成:7 総合:23 ]
機動6課のメンバーの個性を表現した戦闘シーンは良い出来かと思います。またスバルの疾走感が実に爽快ですね!!
[ 作品観:A ]
3期キャラの配置がよくわかります。
怪物王女
[ 曲:9 映像:8 構成:8 総合:25 ]
もうイントロのカッコよさにシビれます!キャラクターの性格もよく表現されていますし、カットのつなぎを連続的にすることでテンポよくしている所も好評価。なにより、フランドルとでっかい岩との対比に激萌えです!
[ 作品観:A ]
令裡さんのスカートから目が離せません!
SHUFFLE! MEMORIES 芙蓉楓編
[ 曲:6 映像:7 構成:7 総合:20 ]
総集編のOPということで本編の内容を凝縮した構成が秀逸。そして、あまりに報われない楓に思わず苦笑い…(笑) この映像に惹きつけられての点数です。
[ 作品観:A ]
SHUFFLE!といえば楓は外せません!
がくえんゆーとぴあ まなびストレート!
[ 曲:9 映像:8 構成:8 総合:25 ]
画面が揺れたりするのはカメラで撮影している映像という演出なのかな?また、キャラクターにスタッフクレジットを描かせるというのも挑戦的で面白いと思いました。
[ 作品観:S ]
最終話の為のギミックだったとは驚き!
[ 総得点194 平均24.3(最高31-最低14) 曲:65 映像:59 構成:64 作品観:3.80 ]
1位 らき☆すた
[ 総得点194 平均24.3(最高28-最低18) 曲:64 映像:58 構成:69 作品観:2.60 ]
3位 アイドルマスター XENOGLOSSIA 第1期
[ 総得点192 平均24.0(最高28-最低21) 曲:62 映像:61 構成:63 作品観:3.33 ]
4位 ロミオ×ジュリエット
[ 総得点186 平均23.3(最高28-最低17) 曲:57 映像:66 構成:60 作品観:4.00 ]
5位 天元突破グレンラガン Ver.3
[ 総得点185 平均23.1(最高28-最低16) 曲:61 映像:62 構成:62 作品観:3.67 ]
6位 ひだまりスケッチ
[ 総得点182 平均22.8(最高27-最低13) 曲:63 映像:55 構成:64 作品観:3.33 ]
7位 瀬戸の花嫁
[ 総得点176 平均22.0(最高25-最低16) 曲:60 映像:57 構成:59 作品観:2.60 ]
8位 DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 第1期
[ 総得点174 平均21.8(最高27-最低15) 曲:61 映像:58 構成:55 作品観:3.00 ]
8位 ひぐらしのなく頃に解
[ 総得点174 平均21.8(最高29-最低15) 曲:56 映像:58 構成:58 作品観:4.00 ]
10位 ムシウタ
[ 総得点167 平均20.9(最高29-最低15) 曲:54 映像:56 構成:54 作品観:0.00 ]
※30点×8人=240点満点
※赤色表示は部門の1位です。
※作品観はS=4 A=3 B=2 C=1にて点数付けして、合計値を記載人数で割った数値です(4点満点)
総評
おお振りが前評判の高かったらき☆すたと同着でトップを飾った。それぞれ曲点、構成点の部門別1位も獲得し、史上初の同点1位。おお振りは最高-最低点の幅が最も大きく、らき☆すたは作品観が2.60と最低ながら、共に1位という珍現象。前者は揺れ幅が大きくても、他に強く推す人の強みが現れた結果で、後者は本編との関係性は小さくても、OPとしての表現・価値を見出している結果といえましょうか。なかなかに興味深い結果が出たもので。
3位には2ポイントの首差でXENOGLOSSIA。飛び抜けた評価はないものの、全体的に安定して高い評価を得る。こうしたブレの少ないOPは他の人が見ても、好評なことが多く、コメントにも記されているように、流石は老舗のサンライズ。
4位、ロミオ×ジュリエット。予選段階では、名前の上がっていなかった作品が、ここにきて急浮上。映像点での1位とイチオシ獲得で差し込んだ。作品観満点の実績(=OPの最重要な役割)こそが、この作品の真価といえるのかも。
5位グレンラガン。3タイプの中でVer.3が本選進出してベスト5入り。迷いも隙もない王道ぶりが好評。本企画では個別に評価したものの、3バージョン連作で一つの作品なのかもしれない。
6位。ひだまりスケッチ。手拍子を取り入れた明るさと新たな取り組みに、善し悪しを問わずコメントが集中。未知の領域に一歩踏み込んだスタッフを讃えつつ、さらなる進化の余地への期待感に溢れた。
7位以下。瀬戸の花嫁。ライブの作風は好評なものの、あと一歩何かが足りなかったか。らきすたと同時期という不運も?
DTB。久々のレボレボ登場…ときたが、伸びが出なかった。歌の評価は高かったが、主人公中心の構成を、「絞った」と見るか「偏った」と見るかで賛否両論。
ひぐらし。作品観は堂々の満点ながら、やはりというか評価は割れた。良くも悪くも人を選ぶOPだったようです。
ムシウタ。決戦投票で本選進出。オーソドックスな構成は一定の評価を得つつ、インパクトに欠けていたとの声も。そして本編は誰も見ていない…。
今回は、直近の2期ではなく、1期組の方が多く選出されるという、なかなか興味深い結果でした。
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