「主人公の大変さが見える」
空想メソロギヰ / 妖精帝國
絵コンテ:細田直人
演出:細田直人
作画監督:小島智加
総作画監督:平山英嗣
原画:西村理恵 田中織枝 南東寿幸 奥居久明
木曽勇太 北村友幸 相坂ナオキ 佐野陽子
玉木慎吾 友岡新平 細田直人
動画チェック:渡辺佳奈子
色指定・検査:福谷直樹
3DCG:アルビオン スタジオトゥインクル
監督:細田直人
制作:アスリード
norito
[ 曲:8 映像:8 構成:8 総合:24 ]
映像の大部分を占める赤と、どこか寒気を感じる構成に妖精帝國のボーカルがそりゃ合わないはずがないでしょということで荘厳で強烈な仕上がりになっています。とにかく由乃さんマジバーサーカー。
[ 作品観:A ]
各日記所有者のキーアイテムの描写が印象深い。
YoGAN
[ 曲:7 映像:7 構成:8 総合:22 ]
赤という色の退廃性、おぞましさを突き詰めて彩った。空が赤くなるだけで、なんでこんなに背筋が寒くなるんだろう。妖精帝國との相性も抜群で、何かに追いたてられるような悪夢感がたまらんです。あと三倍馬券だけはどうしても耳に残るw
[ 作品観:- ]
ネタバレを意識したBメロの演出が絶妙です。
KYOU
[ 曲:8 映像:8 構成:7 総合:23 ]
赤や黒を基調とした背景といい、ナイフや銃といい、流血や死を感じさせずにはいられない。かなりおどろおどろしい感じ。深夜枠だからこそ出来る演出でしょう。
[ 作品観:- ]
斬九
[ 曲:8 映像:6 構成:7 総合:21 ]
基本モノクロに赤だけしか使われていない。曲のおどろおどろしさも手伝って、得体のしれない怖さを感じてしまう。最後の方は何が何だかよくわからない。
[ 作品観:- ]
りじんぐ
[ 曲:8 映像:7 構成:8 総合:23 ]
倒錯した世界観に倒錯した音楽、非常にマッチしている。血とドクロと狂気という凶器。世界観がここまで統一されていると、よくやったなぁ~と思うのだが、、、この内容で果たして地上波で放映してしまっていいものか?と不安にさせる内容でもある。
[ 作品観:- ]
トール鉄
[ 曲:7 映像:9 構成:8 総合:24 ]
血を模したような真っ赤な背景に、せわしない映像……それに乗せた妖精帝国の歌声が心をざわつかせます。未来を知る日記所有者のデスゲームという作品の根幹を巧みに表現していると思えます。2人の由乃の不気味さは異常!
[ 作品観:A ]
ラストに壮大なネタバレを含んでる点も高評化!
上条あきら
[ 曲:8 映像:7 構成:8 総合:23 ]
白黒モノトーンに赤のみという色合いの作りで、徹底的に他の色が無く、この作品の血みどろさとサドンデス的なバトルもわかりやすい。狂気じみた映像ののち最後だけがカラーになる。主人公の大変さが見える。
[ 作品観:S ]
KING
[ 曲:6 映像:7 構成:8 総合:21 ]
腐食表現が怖い! 赤と黒で統一された映像もおっかないです。 逆に、いかにもバトルマンガってキャラが出て来ると逆に安心してしまうのがなんとも。デンジャー一色で攻めてきて最後にちょっと救いが入るのは上手いです。
[ 作品観:- ]
まえちゃん
[ 曲:8 映像:8 構成:9 総合:25 ]
アニメの雰囲気と曲と映像がいい具合に融合されているという印象。アニメに合わせて書いた曲、というのはよく聞く話ですが、これは曲がアニメに合っているMADを見ているかのような気持ちになりました。すべてにおいて違和感無し。
[ 作品観:- ]
「安心のほんわかクオリティ」
COOLISH WALK / 阿澄佳奈・藤田咲・喜多村英梨
作詞:サエキけんぞう
作曲:石濱翔
編曲:石濱翔
オープニングスタッフ
絵コンテ:大畑清隆
演出:大畑清隆
作画監督:足立慎吾
原画:新垣一成 小林恵祐 山野雅明 滝山真哲
高瀬智章 大塚 舞 土屋祐太 柴山智隆
岡 勇一 川上暢彦 岩田幸大 木曽勇太
須藤智子
監督:大槻敦史
制作:A-1 Pictures
norito
[ 曲:8 映像:8 構成:8 総合:24 ]
わんわんの次はぱんぱんかよ!とまずツッコみ、でも結局高得点つけてるそんな自分はやっぱりこのOP好きなんだなあとしか言いようが無かった。
[ 作品観:A ]
山田かわいいよ山田。
YoGAN
[ 曲:8 映像:7 構成:7 総合:22 ]
山田…掛け声は入るものの歌手には入らない。それでこそ山田か。あずまんが大王のテイストがありありで、1期と大差ないのが寂しいなぁ。もっとヒネリなり進化なりを見たかった。
[ 作品観:A ]
人数増えた分、みんな忙しくはたr…動いていますね。
KYOU
[ 曲:7 映像:8 構成:9 総合:24 ]
曲は印象深い物であるが、構成面でポイントをつけるのがなかなか難しい作品。本作は、水の表現に凝っている。窓をつたう水、雨が降っているときには淡い色を使い、最後に落ちてくる雨粒、水溜まりの波紋等ですね。
[ 作品観:A ]
詳しい人物紹介という感じではないのですが、雰囲気的に。
斬九
[ 曲:8 映像:8 構成:8 総合:24 ]
安心のほんわかクオリティ。こうでなくてはね。最後の方で、曲に合わせて何度も殴られる小遊鳥がかなり不憫すぎる。花の着ぐるみで空を飛んでいく3人(+山田)がとてもカワイイですね。
[ 作品観:S ]
誰が見ても楽しめると思う。
りじんぐ
[ 曲:7 映像:8 構成:7 総合:22 ]
ノリのいい音楽が小気味良い。更に、不思議な感じのパステルカラーがポップな世界観を一層際だたせている。また、スタッフクレジットが映像と一体化しているため、世界観を壊す事無く映像をまとめる事に貢献している。番組の内容も、ストーリーものでは無いんだろうな…という事もなんとなく伝わってくる。
[ 作品観:- ]
トール鉄
[ 曲:8 映像:10 構成:9 総合:27 ]
POPな映像とパンパンと耳に残る歌詞は1期を彷彿とさせ、僕らのワーキンが帰ってきたこと実感させてくれます!動きの可愛さに磨きがかかっていて、画面内を飛び回る山田は必見!相変わらず小鳥遊君はパンパンと殴られてますが(笑)
[ 作品観:S ]
山田は超うざ可愛いです!
上条あきら
[ 曲:8 映像:8 構成:8 総合:24 ]
全体的に POPの色合い、文字の動き、背景がひとつもなく、人物はみな影が作られている きれいな統一感がある。こんな作りでもレストランで働く面々たちの話というのがわかる。しかし、せっかくのサビが派手さがなく、地味なのが残念。
[ 作品観:B ]
KING
[ 曲:7 映像:7 構成:7 総合:21 ]
非常にスタンダードで非常に分かりやすい。一期と比べても実に違和感がない絵に描いたような二期OPって感じです。 逆に言うと一との違いが主題歌くらいなので真新しさが皆無というのが難点です。
[ 作品観:S ]
山田の使い方が非常にGOOD!カタナシのクネクネは自重しなさい
まえちゃん
[ 曲:9 映像:7 構成:10 総合:26 ]
曲については好みなのでご容赦を。映像単体で見ると曲と上手く合わせている、ぐらいしか見どころが無いのだが、OPとして見るとよくもこんなに登場キャラの性格を表しながら曲に合わせて動かせるもんだと感心しきり。本編を見てから二度楽しめる作品。
[ 作品観:S ]
OPを作品紹介として見るなら最高レベルの出来
■ UN-GO(アンゴ)
YoGAN
[ 曲:8 映像:9 構成:7 総合:24 ]
イントロのメロディラインと設定文が寄り・引き・パンで魅せる魅せる。SFP曲も作風に合っているし、映像がリズムにカッチリ合わせてくるのも実に気持ちがよい。テキストを映像の一部に見立てるセンスも素晴らしく、特典でノンテロップOPとかあってもむしろ無粋。
[ 作品観:A ]
荒廃したビル郡の作り物っぽさがいい演出ですね。別天王がいたことも最近気づきました。
■ 境界線上のホライゾン
norito
[ 曲:9 映像:8 構成:8 総合:25 ]
軽快なイントロから徐々に盛り上がっていく曲調とキャラ満載のPV風味の映像は定番の組み合わせではありますが、完成度は高く感じました。余談ですが境界線とは巨乳と貧乳の境目に違いない。
[ 作品観:A ]
短い時間ながら多数出てくるキャラの特徴をうまく捉えている。
■ ギルティクラウン
YoGAN
[ 曲:7 映像:7 構成:7 総合:21 ]
ピアノと歌だけではじまる導入、キリストの十字架を思わせる構図が、本人→集の瞳→オーロラビジョンへと移って(映って)いく映像は圧巻。…なのだが、その後は静止画の多様で、ゲームのPVのように安っぽくなってしまうのが実にもったいない。Supercell曲の勢いと共にもっと高みに行って欲しかった。
[ 作品観:B ]
単発のキャラ紹介ではなく、相関にして、どういう世界で誰が何をしているかを見せてくれれば…。
■ C3 - シーキューブ - 第2期
norito
[ 曲:7 映像:8 構成:8 総合:23 ]
OP1期では出番の無かった主人公がようやく登場したのに泣いた。サビ付近のバトル中心の構成も見栄えが良く、本編の盛り上がりを期待させる作りは好感触。
[ 作品観:A ]
委員長さんの暗い設定を匂わせる描写がうまく出ている。
■ セイクリッドセブン 第2期
YoGAN
[ 曲:8 映像:9 構成:7 総合:24 ]
OPとED曲が入れ替わるという異例の珍事ながら、前のやっつけ映像とは打って変わってド本気ムービー。やや構成的にコードギアスとカブるが、岩モンスターをブッた斬るわ、フッ飛ばすわで爽快感は格別。映像のスピード感からタメ、瞬発力も一級で、曲との相性も実に良い。そして尻パッチンもあざといが実に素晴らしい。
[ 作品観:A ]
痛み溢れすぎです。
■ まよチキ!
トール鉄
[ 曲:9 映像:9 構成:8 総合:26 ]
サビに向けて盛り上がる構成が魅力的。執事として凛々しい佇まいのスバルを見せておいてからの、女子制服姿のスバルを持ってきた構成が面白い!胸⇒尻⇒顔というカットで女子を意識させて、主人公と同じ驚きを視聴者に見せてくれた点も評価。
[ 作品観:A ]
歌ってるのはお嬢様だけど、歌詞はスバルの心情を歌ってるよね
■ ロウきゅーぶ!
トール鉄
[ 曲:9 映像:7 構成:8 総合:24 ]
5人のヒロイン……というかバスケ部メンバーのキャラクターや背景がわかる映像と、それに合わせて曲も各キャラ毎でパート分けされているのがいいですね。コート内の動きも中々で、スパッツの魅力が詰まっている点も評価できます。まったく、小学生は最高だぜ!と思わせてくれる作品です!!
[ 作品観:A ]
背が大きく見えないように屈んでる愛莉がなんとも(笑)
[ 25.8点(最高28-21最低) 曲:8.1 映像:9.1 構成:7.9 作品観:3.57/7人 ]
2位 日常 第2期
[ 24.9点(最高25-22最低) 曲:7.3 映像:8.3 構成:8.2 作品観:3.20/5人 ]
3位 THE IDOLM@STER 第2期
[ 24.3点(最高28-21最低) 曲:7.8 映像:7.9 構成:8.3 作品観:3.50/4人 ]
4位 WORKING'!!
[ 23.8点(最高27-21最低) 曲:7.8 映像:7.9 構成:8.1 作品観:3.57/7人 ]
5位 THE IDOLM@STER 第1期
[ 23.4点(最高28-21最低) 曲:7.9 映像:7.7 構成:7.9 作品観:3.25/4人 ]
5位 花咲くいろは 第2期
[ 23.4点(最高28-17最低) 曲:7.1 映像:8.4 構成:7.6 作品観:4.00/3人 ]
7位 うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%
[ 23.1点(最高27-20最低) 曲:7.9 映像:7.9 構成:7.0 作品観:3.00/3人 ]
8位 神様ドォルズ
[ 22.9点(最高26-19最低) 曲:7.7 映像:7.3 構成:7.6 作品観:3.00/3人 ]
8位 ちはやふる
[ 22.9点(最高29-18最低) 曲:7.3 映像:8.0 構成:7.6 作品観:3.33/3人 ]
8位 未来日記
[ 22.9点(最高25-21最低) 曲:7.6 映像:7.4 構成:7.9 作品観:3.00/2人 ]
※赤色表示は部門の1位です。
※作品観の数値は、S=4 A=3 B=2 C=1で点数付けし、合計値を記載人数で割ったものです(4点満点)
総評
1位、Fate/Zeroが圧勝。曲・映像部門での2冠が他を引き離す大きな力となり、イチオシ2人分を差し引いても他の追随を許さない完成度の高さを見せ付けた。コメントは映像に関する評価がすこぶる高し。キャラ・陣営の相関の表現について賛否が割れ、本レビューの主旨にまでピタリとはさすがの貫禄。
2位、日常2期。今回最多のイチオシ3人分で、アイマス2期を抜き去った。斬新な曲とそれに負けない映像・構成力の高さにコメントが集中。さりながら総合点では高くも低くもなく(高低差も最小)、「特徴がないのが特徴」結果に。これはこれで日常らしいオチと言えるか…。
3位、アイマス2期。日常の後塵を拝するも、構成部門で1位に輝く。皆どれだけ好きなんだという(私もOPだけで魅せられたが)コメントの好評っぷりも素晴らしい。1期との比較を交えた視点もあり、是非このあたりを読み比べていただきたいところ。
4位にワーキン。2010年の1期より構成部門がグンと伸びた。以前と同じスタイルに「おかえり」的な歓迎ぶりが微笑ましい。山田ハァハァなカット選出は担当者の趣向につき、あしからず。
5位、アイマス1期。点数は伸び悩んだものの、コメントはほとんど「いいとこ探し」。アイドル達を応援したくなる気持ちにさせられているのか。OPとしての仕事は十二分に果たしている。
5位、花咲くいろは。総得点は1期より下がるものの、作品観で今期トップの満点。本編視聴する人には評判が良い。コメントの視点も背景美術から、キャラや日々の様子に変わっているあたりもポイント。
7位はうたぷり。「うたの」と冠がつくだけに曲部門は3位(曲に関するコメントも多い)。だが、他部門が追いつけなかった感は否めず。今回、女性が最低点だったのが最もおもしろいw
8位、残り3作が同着。後ろ側で3本並ぶのは初めてでしょうか。
神様ドォルズ、曲の持つテーマ性、画面分割、色彩等について様々に語られており、楽しむポイントはいろいろ在るようだが、結果としては不完全燃焼…。
ちはやふる、和テイストの映像が好感を得ている様子だが、点数は良し悪しがはっきり分かれており、本レビューで特にホットな(歓迎したい)評価割れ作品となった。
未来日記。兎にも角にも「赤」一色で彩られたコメント欄。ここまで一つの要素に集中するのも珍しい。点数は及ばずとも、作り手側の明確な意図が功を奏する結果になったか。
今回も約半分が2期作品。前回も参戦している作品について、点数やコメントを比べて楽しんでいただければ本懐であります。今回初の快挙もありました。10本中4本がA-1 Picturesという驚きの占有率です。過去に類を見ないという事例は、これからもどんどん出て欲しいですね。
1日目(金)東6 ヌ-04b「BRIEFING-ROOM」
オープニングアニメーションレビュー本を頒布します。
新刊は2冊です。
・2011年下半期(7~12月)
・2012年上半期(1~6月)
放映されたTVシリーズのOPアニメーションに関する批評本です。
「曲・映像・構成」の3部門で批評とランキングを行います。
(該当期間のOPを視聴して点数付けする予選を実施し、その上位10作品が対象となっています。)
特集としてそれぞれ個別企画を組んでいます。
2011年下半期 「歴代ランキング(第1~10回)」
2012年上半期 「○○年イチオシOP」の
興味をお持ちいただけたら、どうぞお立ち寄りください。
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