「この劇の登場人物はすべからくデンジャーである事は良く分かった」
[カット選出 YoGAN ]
Dead END / 飛蘭
作詞:渡邉美佳
作曲:藤田淳平
編曲:藤田淳平
オープニングスタッフ
絵コンテ:細田直人
演出:細田直人
作画監督:岸本誠司 友岡新平
総作画監督:平山英嗣
原画:西村理恵 南東寿幸 奥居久明 木曽勇太 北村友幸
佐野陽子 花井宏和 本田敬一 小島智加 友岡新平
第二原画:荒木 裕 永田善敬 飯塚葉子 ワオワールド
動画チェック:大久保歩美
色指定・検査:福谷直樹
監督:細田直人
制作:アスリード
norito
[ 曲:8 映像:8 構成:8 総合:24 ]
1期目は赤なら2期目は青というわかりやすいコンセプトながら、曲と構成はガラっと変えてきたのはメリハリが利いていて良いです。個人的に12thのカットはスタッフ良くわかってるなとほめて上げたい。
[ 作品観:A ]
11thのラスボス臭が誤解を与えかねないな(笑)
YoGAN
[ 曲:9 映像:7 構成:6 総合:22 ]
真っ赤の次は真っ青!火は、赤より青の方が温度は高く=ドラマはより熱くなっていることなのかな。日記所有者それぞれの武器を魅せる構成はいい。ただ荒ぶる曲に映像が物足りない。イントロとアウトロの映像が抜群に良いだけに惜しまれる。
[ 作品観:- ]
KYOU
[ 曲:8 映像:8 構成:5 総合:21 ]
構成面のポイントを低くつけていたが、曲名が「Dead END」ということだけで1ポイントつけても良かったかなと思わせた作品。全般的に登場人物の暗いイメージを感じさせる作りになっている。
[ 作品観:- ]
斬九
[ 曲:8 映像:8 構成:8 総合:24 ]
曲タイトルからしてろくな結末になるはずもない。見てると「未来」という言葉に希望を抱かせない感が凄くでている。怒涛の展開を予感させる作風を感じ取れる、これもある意味セオリー通りなOPなのかも。
[ 作品観:- ]
りじんぐ
[ 曲:6 映像:7 構成:5 総合:18 ]
青で統一された世界は、恐怖の象徴なのだろうか?そこに色が付くということは平和の訪れなのだろうか?様々な人が殺し合いをしている中で「Dead END」という曲のタイトルは、死が安らぎであることを暗示しているのだろうか?
[ 作品観:- ]
トール鉄
[ 曲:7 映像:6 構成:7 総合:20 ]
12人の未来日記所持者の不気味さと狂気さが増されて、1期に劣らずおどろおどろしい作品になってますね。主人公が一番最後にのみ登場するというのもインパクトがあって○。
[ 作品観:- ]
上条あきら
[ 曲:7 映像:7 構成:7 総合:21 ]
徹底したモノクロと青の世界が目を引く。人物紹介的作りで、各自なんとなく性格がわかるとこがあり、曲からも 映像からもサバイバル・殺し合い作品ということがわかる。しかし、サビのもりあがりも よくわからず、どこを主点に見て良いのかも よくわからない。
[ 作品観:- ]
KING
[ 曲:8 映像:7 構成:8 総合:23 ]
蒼い狂気。狂った果実。この劇の登場人物はすべからくデンジャーである事はよく分かった。蒼い刃、蒼い銃口。狂ってるのは果たしてこの蒼い一団なのかそれを見つめる蒼い瞳なのか。色の戻った僅かなカットがそれを思わせてゾクリとする。
[ 作品観:- ]
まえちゃん
[ 曲:7 映像:7 構成:7 総合:21 ]
作品の殺伐とした雰囲気がしっかりでているOPであるが作品未見の為かそれ以上の事が読み取れない。OPとしては曲、映像等は十分なのですが+αが感じられないのが少し寂しく感じる。
[ 作品観:- ]
キルシェ
[ 曲:7 映像:8 構成:7 総合:22 ]
少ない色味で見せているのが印象を深くさせてる気がします。キャラクター達が次々登場しても、それぞれに見せ方が違っているので混同することなく、テンポよく見られました。
[ 作品観:- ]
■ 機動戦士ガンダムAGE 第3期 (REAL/ViViD)
トール鉄
[ 曲:6 映像:9 構成:9 総合:24 ]
バリグナーの悪夢(褒めてます)再び!とにかく大張!メカも決めポーズも大張!合体シークエンスなんて完全に勇者シリーズだし、ゴーグル取って空を見上げるフリットなんて、テッカマンブレードのOPで全く同じカット見ましたよ(笑) 世間ではイマイチ評判の悪いAGEのMSも大張先生の手にかかればこの通りですよ。特に冒頭のクランシェの編隊飛行⇒回避⇒ビーム⇒ビームサーベル斬り(敵のモニター視点)⇒変形して再び編隊飛行の流れは圧巻!プラモが売れない?こうすりゃいいんだよ。なんてメッセージが聞こえてくるかのよう。
[ 作品観:B ]
メカデザも大張だったら本編の評価も違っていたはず!そうだよ、こういうガンダムが見たかったんだよ!
■ 黒子のバスケ (Can Do/GRANRODEO)
トール鉄
[ 曲:9 映像:9 構成:8 総合:26 ]
主人公の黒子を取り巻くキセキの世代、そして火神との出会い、そしてバスケ部での生活や学園生活。これら全てとゲームシーンをわずか1分半程の時間に盛り込んだ構成力に脱帽。また視聴者自体をミスディレクションするかのような黒子のパス回しに目を奪われます!スピード感を前面に押し出すだけではなく、スローモーションな動きで黒子のパスの異質さを際出せている点も凄い!中澤一登のセンスが凝縮された作品です。
[ 作品観:S ]
シュートよりもパス回しのほうに目を惹かれてしまう!
■ 黄昏乙女×アムネジア (CHOIR JAIL/鈴木このみ)
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YoGAN
[ 曲:9 映像:8 構成:7 総合:24 ]
電子オルガンのイントロと激しいドラムス、そして伸びのあるボーカルに引き寄せられた。詞も映像にドハマリで、揺れる黒髪(風)や飛ばされる折鶴から、逆にみえる閉塞感、紅葉が散るなか一人たたずむ孤独。歌に相乗されてこの上なく切なく響き渡ります。明るい日常と黄昏時の影の対比がまたあざといくらいに際立つなぁ。
[ 作品観:S ]
楽しげな学園生活の中に妖しく影を落とす。
1位 スマイルプリキュア!
[ 27.1点(最高28-23最低) 曲:8.3 映像:8.3 構成:8.7 作品観:3.80/5人 ]
2位 Fate/Zero 第2期
[ 24.0点(最高28-20最低) 曲:8.2 映像:8.5 構成:7.0 作品観:3.71/7人 ]
3位 氷菓 第1期
[ 23.9点(最高27-22最低) 曲:7.6 映像:8.6 構成:7.7 作品観:3.00/4人 ]
4位 アクエリオンEVOL 第1期
[ 23.4点(最高27-21最低) 曲:7.9 映像:8.3 構成:6.9 作品観:3.00/3人 ]
5位 這いよれ!ニャル子さん
[ 23.2点(最高26-17最低) 曲:8.7 映像:7.1 構成:7.1 作品観:3.00/3人 ]
6位 あの夏で待ってる
[ 22.6点(最高25-20最低) 曲:7.7 映像:7.6 構成:7.3 作品観:3.00/5人 ]
7位 AKB0048
[ 22.4点(最高25-19最低) 曲:7.1 映像:7.5 構成:7.5 作品観:3.00/1人 ]
8位 ギルティクラウン 第2期
[ 22.0点(最高26-17最低) 曲:6.9 映像:8.2 構成:6.9 作品観:2.67/3人 ]
9位 未来日記 第2期
[ 21.6点(最高24-18最低) 曲:7.5 映像:7.3 構成:6.8 作品観:3.00/1人 ]
10位 偽物語 つきひフェニックス
[ 21.3点(最高26-16最低) 曲:7.2 映像:7.1 構成:7.0 作品観:2.67/6人 ]
※赤色表示は部門の1位です。
※作品観の数値は、S=4 A=3 B=2 C=1で点数付けし、合計値を記載人数で割ったものです(4点満点)
総評
1位はスマプリ。予選で既にブッちぎりだったところへ、史上最多のイチオシ6人を得て、2位を3ポイント以上引き離す、まさに独壇場。構成部門・作品観でも1位を飾り、コメントにおいては、王道・正統派スタイルでの完成度の高さを讃えるものが多かった。アニメOPは斯くあるべし、過去15回を通じての歴代1位として、燦然と輝く金字塔を打ち立てた。
2位、Fate/Zero第2期。惜しくも2冠ならず。前回の第1期25.8点よりダウン。ストーリー進行に深く踏み込んだコンテに賛否が分かれた模様。それでも部門賞なしで2位に入る底力は、さすがというべきか。本編視聴人数も最多で、その注目度の高さが伺える。作品観、要チェックや!
3位、氷菓。もはやBEST3常連といえる京アニ。コメントは「日常」というキーワードに溢れながらそれでいて映像部門1位には舌を巻く。丁寧であることの大切さを知らしめた。
4位にEVOL。部門賞は逃すも、コメントでは曲の評価がすこぶる高く、シリーズを支えたAKINO with Bless4の存在が実に大きい。反面、シリーズ作ゆえのデメリットも出てしまったよう。
5位、ニャル子さん。やはりといいますか、曲部門賞獲得。コメントは…曲以外も触れてあげてください。さて、ではここでも敢えていきましょう、(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
6位は、あの夏。フィルム演出とおねがいシリーズへの「懐かしさ」に通じるコメントが多く、作り手側の伝えたいものとピントが合った印象です。思い入れによって差が出たかも…!?
7位、0048。曲に映像にダンスにと、「意外にいいじゃん」という声と、「人大杉、わかりづらい」との声で賛否。AKBというタイトルがなければ、もう少し違う結果になりえたのだろうか…。
8位、ギルクラ2期。作画の美麗さを評価するコメントは多いものの、主軸に絞った構成において、本編視聴組とそうでない組で印象が異なる。Fate等を含め、2期OPの在り方を考える契機になればと。
9位、未来日記。同じ青構成のあの夏が、青いって言いづらい空気になっているほど、こちらが青いです。各レビュアーがその青をどう料理したか、じっくり楽しんでいただきたい。
10位、月火ちゃんだけが入りました偽物語。ダンスやら色彩感覚やらシャフト風味の話もありますがイントロの掛け声でズッキューンなレビュアーが続出です。衛生兵、衛生兵ー!
今回は歴代1位に輝く記録回となりましたが、曲部門において、男性ボーカルがゼロという事態も発生。勢いのある歌手もたくさんいるのですが、OPとして出てくる機会がなかった…。そんな女性一色に染まった、華を愛で楽しむ回でありました。
1日目(金)東6 ヌ-04b「BRIEFING-ROOM」
オープニングアニメーションレビュー本を頒布します。
新刊は2冊です。
・2011年下半期(7~12月)
・2012年上半期(1~6月)
放映されたTVシリーズのOPアニメーションに関する批評本です。
「曲・映像・構成」の3部門で批評とランキングを行います。
(該当期間のOPを視聴して点数付けする予選を実施し、その上位10作品が対象となっています。)
特集としてそれぞれ個別企画を組んでいます。
2011年下半期 「歴代ランキング(第1~10回)」
2012年上半期 「○○年イチオシOP」の
興味をお持ちいただけたら、どうぞお立ち寄りください。
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